2009年02月27日

白露垂珠

お?旨い!

そんなお酒、発見!です。

山形県の小さな酒蔵「白露垂珠」。
目を見張るような設備など無く、地元の米だけで毎年毎年、鑑評会で金賞を受賞。
受賞が難しいとされる第1部では5年連続で金賞を受賞。
これは日本記録更新中であり、この蔵以外に達成した蔵はありません。

その偉業の背景は麹造りにあります。
酒造りの基本は「1.麹」「2.モト(酒母)」「3.造り」と言われていますが、その1番に挙げられている「麹造り」にこだわりを持っています。全量が手造りであり、しかも「一升盛り」という小さな単位で麹を造っています。

その為、タンク1仕込み分の麹を造るのに4日もかかります。
一般的に酒造りは日仕舞と言われ、1日に1本つづタンクを仕込んでいきますが、この蔵では4日おきに酒を仕込んでいます。

さてどのようなお酒が出来上がるのでしょうか。
楽しみです。

このお酒は、レギュラーで販売している「白露垂珠 特選純米酒」の搾りたての新酒を無濾過生で瓶詰めしたものです。
仕込み番号17番、寒造りの最盛期の1月に仕込まれました。

原料となる米は、杜氏が自ら「米ぬか農法」と言われる栽培方法で育てた山形県農業振興機構が認証する「羽黒型特別栽培米 美山錦」です。
1升で2千円代という価格ながら、出品酒と同様の1升盛麹蓋法(いっしょうもりこうじぶたほう)という方法で造られています。

糖化力がとても強いため、余計な雑味が少なく米本来の旨味・膨らみを持つ酒が出来上がる理想的な発酵が行えます。
芳醇でありながら端麗な味わいの白露垂珠の味は、この1升盛麹蓋法によって造られています。
これが白露垂珠の美味しさの理由です。

とありましたが、今回はなんとにごりにも挑戦!!
きりっとした、すっきり濁りでした。うまい!!
  

Posted by あらからマスター at 13:55Comments(0)地酒(純米)と焼酎の店 あらから